特別研究 ガンダム研究序説
早すぎる時の流れに取り残されて、5年の歳月が過ぎました・・・。
「光陰矢の如し」些か古い話もありますが、せっかく持った発表の場ですから、
多少の修正を加えつつも、書いた当時の勢いで掲載します。
注:この項の公開は2001年1月であるが、私がこの考察文を書き始めたのは
5年前、私が20歳の頃である。が、志半ばに中断し、その後、幾度か
書き加えてもいるが、現在の最新執筆日時は1999年3月14日23:58である。
原文は基本的に白、強調したい部分は水色、2001年1月以降の加筆部分は
緑色で表す。
「ガンダム研究序説」
<序論>
世間には、GUNDAM狂なる人々が多々いると思う。
しかし、「狂」のスケールの大きさでは負けない。私も最初は、
GUNDAMの何に惹かれたかと言えば、おそらく多くの人達と同じように、
ガンプラブームに代表されたようにモビルスーツ等に惹かれていたのだろう。
また、ニュータイプという言葉にも憧れ、ファミコン版の初代ツインビーなどは、
スピードアップの青ベルを何個も取り、ニュータイプだぜっと言って友達と
遊んでいたほどだ。
今二十歳の俺は、初代GUNDAMは幼稚園、Ζは小4、ΖΖは小5、逆襲のシャアは
小6の終わりの頃だった。もちろん、こんな頃は、モビルスーツやアムロ、シャアに
憧れていたにすぎなかった。しかし、その後小説を読んだり、GUNDAM系の資料を
読みあさっていくことにより、その設定に惹かれるようになっていったのだった。
地球上に人類があふれすぎ、地球連邦政府は宇宙移民を開始する。移民者の子孫が
宇宙で生活するのが当たり前となった頃・・・。まあ、GUNDAM狂に説明するのも
野暮なことことだから、ここまでとするが・・・。
私はこの設定の最初のところに惹かれていた。宇宙移民、ああなんて素晴らしいのだろうと。
とにかく宇宙というものに憧れていた。宇宙に行きたい。宇宙で生活したい。
スペースコロニーに住んでみたい。俺がアムロ、シャアに憧れていったのは
そのキャラクターと同時に、その存在空間だったのだ。
そんな漠然とした憧れが、俺の大学進路を決定した。
現状では、一般pepleが宇宙に住めるのはまだまだ先の話だから、
自分で宇宙開発の分野に進んで、誰でもが宇宙に住めるようにしてやる
とか思ったのか、思わなかったのか、とにかくそっち方面の大学へと進学したのだった。
プラモデルを始めとする立体模型でGUNDAMを表現するのも、
アニメの道へ進んでOVAを作るのも、プレステでGUNDAMのコックピットを再現するのも、
俺が航空宇宙学へ進んだのも、みんなGUNDAMが好きだというのには変わりないと思う。
しかし、宇宙に住みたいからって進路を決定した俺。どう思います。
スケール的には馬鹿みたいだけども、大きいと思いませんか。
ところで、宇宙関係へ進路を決定したのは本気だが、一時期冗談半分で
人型ロボットを開発するのも悪くなさそうだなとか思った時期もあった。
実際ロボットの研究をしている人達も、ロボットアニメとか見て育ったんだろうけど。
(後日談。以上を書いたのは、基本的に二十歳の私だ。だから、もちろん本田技研のP2、
P3は知る由もない。もちろん、その開発者達が目指しているのが、MSでもレイバーでもなく、
鉄腕アトムだと言うことも。)
(さらに後日談。そのHONDAはさらに小型のASIMOってのまで開発して、果ては世紀末の紅白、
つまりは2000年12月31日のNHK紅白歌合戦にまで人型ロボットASIMOがゲスト出演するとは
夢にも思っていなかったわけで・・・。)
しかし最近は宇宙開発の実状に失望していて、興味が薄れていて、
関心はゲーム関係に移りつつある。だけど、宇宙に住みたいって事は今でも憧れてるし、
プレステでGUNDAMを操るんじゃなくて、実際の宇宙空間でGUNDAMもどきを操縦してみたいし。
ところで、ハイパープレイステーションでは改造ネジコンを募集してるけど、
このGUNDAMのコーナー(後日注、本論はもともと、ソニーマガジン刊「ハイパープレイステーション」
誌上で募集が行われていた、ガンダム・ジャンキーなる作文を目指して執筆が始まった。
しかし、プレステの大衆化とソニーのやり口に嫌気がさしてきていた筆者は、千葉テレビでの
GUNDAM系の再放送の影響などから、独自のガンダムの論文を書こうと思い始めたのだった。)
でコントローラーやジョイスティックを改造してモビルスーツの疑似コックピットを
再現した人を募集したらおもしろいんじゃいだろうか。電子工学の知識があれば
挑戦してみたい気もするけど。ナムコとバンダイが協力すれば大型筐体で
再現できるんじゃないかね。(もちろん、この当時、セガとバンダイの合併話、
合併解消話は知る由もなかった。)プレステのコンローラーでプレイするよりおもしろいと思うけどな。
前項までを書いたのは、ファイルマネージャーで調べたところによると、
(本論は元々、486DX4 100MHz MS-DOS6.2+MS-Windows3.1のFMV BIBLOで書いていたため、
”ファイルマネージャー”という表記である、あしからず)
96年4月3日となっていた。今ここを書いているのは、97年4月4日。つまり、ちょうど一年振り。
この一年での、ゲーム業界の変化。まず、昨年秋からのサターン版ガンダム外伝、
そのモビルスーツの動きの滑らかさ。プレステ版にはすぐ飽きた俺だけど、中々おもしろかった。
ただ、金銭的な問題はさることながら、時間的問題のために続編をプレイできないでいるのは
残念の境地だ。
そして、前項の最後を読んで笑ってしまったのが、ナムコとバンダイの協力発想。
現実にはセガとバンダイが合併してセガバンダイとは。ゲーム業界は予想のしようがない。
ガンダムを意識して作られたバーチャロンと、真のガンダムの融合の時は近いと思う。モデル3でか。
(しつこいようだが、これを書いたのは97.4.4。だからセガとバンダイの合併解消話もない時点)
Contents
考察テーマ1:ガンダムと私
なぜ、ここまで真剣に語るのか?
考察テーマ2:シャア三(四)部作について。
その一、Ζの主役はシャアか?
その二、どこから考えるべきか初代ガンダム
その三、初代からΖへ
その四、Ζのシャアには女がいないのはなぜか?
その五、Ζに関してその他の数々の疑問
その六、その他TVシリーズに冠する数々の疑問
その七、四部作の所以、閃光のハサウェイに関する考察
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